タロットの基本

大アルカナと小アルカナの違いとは?

人生の転機を語るカードと、日常の瞬間を語るカードがあるのはなぜか。そして両方を一緒に読む方法。

ライダー・ウェイト・スミス版タロットの「教皇」

どのタロットデッキも、2つのグループのカードでできています。22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナです。アルカナはラテン語で「秘密」を意味し、「大いなる秘密」「小さな秘密」と呼ばれることもあります。この名前が違いを物語っています。大アルカナは人生の大きなテーマを、小アルカナは日々の細やかな出来事を扱います。どちらのカードかがわかれば、そのカードがリーディングの中でどれほどの重みを持つのかがすぐにわかります。

大アルカナのあらまし

大アルカナは、0(愚者)から21(世界)まで番号のついた、名前を持つ22枚のカードです。それぞれが力強い元型(アーキタイプ)、つまり、ほとんどすべての人の人生に現れる経験のパターンを表しています。

  • 始まりと可能性:愚者、魔術師。
  • 内なる叡智と育み:女教皇、女帝。
  • 秩序、伝統、選択:皇帝、教皇、恋人。
  • 意志、勇気、内省:戦車、力、隠者。
  • 変化と公正:運命の輪、正義、吊るされた男、死神。
  • 調和と影:節制、悪魔、塔。
  • 再生と完成:星、月、太陽、審判、世界。

愚者の旅

大アルカナをひとつの物語として捉える読み手も多く、それはよく「愚者の旅」と呼ばれます。好奇心だけを持って旅立った愚者は、道中で師や試練に出会い、喪失や幻想と向き合い、ついに「世界」の完全さにたどり着きます。そしてまた愚者として新たに歩み始めるのです。大アルカナをひとつの旅の章として読むと覚えやすくなり、一枚一枚がなぜ大切なのかも見えてきます。最初から始めたい方は、タロットの「愚者」のガイドをどうぞ。

小アルカナのあらまし

56枚の小アルカナは、14枚ずつの4つのスートに分かれています。エースから10までの数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングです。毎日向き合う状況、感情、人々を表しています。

スート人生の分野エレメント(伝統的な対応)
ワンドエネルギー、野心、創造性、行動火
カップ感情、愛、人間関係、直感水
ソード思考、コミュニケーション、対立、決断風
ペンタクル仕事、お金、身体、家庭、現実的なこと地

数札は、始まり(エース)から完成(10)へと、おおまかな流れをたどります。コートカードは性格や姿勢を表します。初心者のためのカードの読み方では、スートと数字を組み合わせて意味を読み取る方法を紹介しています。

主な違い

大アルカナ小アルカナ
枚数22枚56枚
構成名前があり、0〜21の番号つきエース〜10の4つのスートと、4枚のコートカード
スケール人生のテーマ、転機、学び日々の出来事、気分、現実的な一歩
時間の幅長期的なことが多い短期的、または今のことが多い
あなたが動かせる範囲理解し、うまく付き合うべき大きな力手の届く範囲の選択と行動

両方を一緒に読むには

実際には、スプレッドの中で大アルカナと小アルカナがどのくらいの割合で出ているか自体が、ひとつのメッセージになります。

大アルカナが多いとき

2枚、3枚と大アルカナが出たなら、その状況は重要です。何か大切なことを学んでいる、あるいは決めようとしているところで、それは長い時間をかけて展開していくかもしれません。リーディングを真剣に受け止めましょう。ただし慌てる必要はありません。「重要」は「悪い」という意味ではないのです。

小アルカナが多いとき

小アルカナが多いスプレッドは、その状況が日々の選択で十分に対処できることを示しています。答えは、これからの数日、数週間にあなたが何をし、何を言い、何を決めるかの中にあります。つまり、あなたには大きな影響力があるという、うれしい知らせです。

小アルカナの中に大アルカナが1枚だけ

小アルカナの中に大アルカナが1枚だけ現れたら、それは他のカードが展開していくテーマの役割を果たすことがよくあります。たとえば「課題」の位置に「正義」が出て、その周りにペンタクルの2とワンドの7があるとします。日々のやりくりや、自分の立場を守ることは確かに大変です。けれど根本にあるのは公正さの問題。もしかすると、はっきりさせるべき取り決めがあるのかもしれません。

両方とも必要?

大アルカナだけで練習する初心者もいます。元型を学ぶにはとても良い方法です。けれど本格的なリーディングでは78枚すべてを使います。小アルカナが、アドバイスを実践的にする細部を加えてくれるからです。TarotReading4Uでは、どのリーディングもフルデッキから引くため、どのカードもどの位置に出る可能性があります。

あなたの質問がデッキのどちら側を呼び出すのか、気になりませんか?3枚引きのリーディングを試して、スプレッドが大アルカナ寄りか小アルカナ寄りかを見てみましょう。

おさらい

  • 大アルカナ:大きなテーマと転機を表す、元型的な22枚。
  • 小アルカナ:4つのスートで日々の状況や選択を表す56枚。
  • スプレッドの中の大アルカナと小アルカナの割合は、状況がどれほど重要で、どれほど変えられるかを教えてくれます。

タロットは内省のためのツールであり、医療・法律・金融・メンタルヘルスの専門的な助言に代わるものではありません。

おかえりなさい